会長挨拶


この度、2020年6月6日(土)に開催されます心電学関連研究会2020の大会長を拝命いたしました。

この研究会は、前身の日本ホルター・ノンインベイシブ研究会(JASHNE)、体表微小電位研究会、心電図伝送システム研究会、心電情報処理ワークショップ(JSCE)の4つの研究会を統合開催するもので、ここ数年間も統合開催されて参りましたが、単独で大会長を拝命するのは私が初めてとなります。

また、本研究会は、2021年度から日本心電不整脈学会(JHRS)の分化会となることも決定しているため、これまで多くの諸先輩方が築かれてきた心電学の伝統を引き継ぎJHRSへとバトンタッチし、その方向性を決める分水嶺となると考えております。

ずばりテーマは「心電学」で、大会のメインテーマも分水嶺であることを意識し、「心電学の基礎と未来」といたしました。
前身の4研究会はそれぞれ独自の専門性を持っていましたが、共通する源流は「心電学」です。この「心電学」の異なる源流を融合・発展させ、さらにこれを循環器病学・不整脈学を志す若い先生方に引き継いでいくことが、我々の使命であり、この研究会の目的と感じています。

1990年代からの不整脈学のイノベーション、そして現代の不整脈学の3本柱は、カテーテルアブレーション、デバイス治療、遺伝性不整脈であると私は考えています。しかし、これらの基礎はいずれも「心電学」であり、「心電学」なくしてこれらの発展はありませんでした。今一度、「心電学」の基礎を見つめなおし、未来へのさらなる発展につなげていく分水嶺としての会となることを切に願う次第です。

心電学関連研究会2020
大会長 清水 渉
日本医科大学大学院医学研究科 循環器内科学分野